体験を売る とはどういうことか?

2014.04.09 (水)

体験を売るとはどういうことか?

例えば、こんなことです。

炭酸水に、カラメル色素と砂糖を沢山、
それにカフェインと香料少々を混ぜてペット
ボトルや缶にいれて売っているあの飲み物を
思い浮かべてください。

年末になると雪がなくても、トナカイに
そりを引かせて世界中の子どもたちにプレゼントを
配って回るあのおじいさんと同じ色のブランド
イメージをもったあの飲み物です。

 

先日、自宅近所にあるスーパーで
500mlペットで98円で売られていました。

でも、この飲み物を居酒屋で頼むとせいぜい300mlしか
入っていないのに300円、400円平気で請求されます。

某高級ホテルのルームサービスで頼むと、適温に
冷やされてライムを添えられ、クリスタルのグラスに
入ったこの飲み物が1000円で提供されている
そうです。

この3つの例、考えてみれば、飲み物自体の成分は
すべて一緒です。
だから、「モノ」そのものの価格自体だけを比べる
ならばそんなに変わりっこありません。

でも、実際に売られている価格は大きく異なります。

98円と1000円
(しかも内容量は98円の方が多いでしょう)

では顧客は何にお金を払っているのでしょうか?
もし、この茶色い砂糖入りの炭酸水に対してであれば、
98円以上は払わないでしょう。

つまり、顧客は「それ以外」の何かにお金を払って
いるということになります。

それが、、、

体験です。

高級ホテルの場合は、部屋の雰囲気、ホテルの館内に
入ってから部屋に入るまでの過程、給仕が適温に
冷えて透き通った氷が浮かんだ茶色い砂糖入りの炭酸水
をクリスタルグラスに入れて部屋に運び、グラスの
ふちにライムの輪切りを飾るという一連の過程を
「体験する」ことにお金を払っているのです。

言ってみれば、この茶色い砂糖入りの炭酸水がある
時間と空間を買っているようなモノです。

体験を売ることを実現できれば、商品の仕入れ原価を
かなり無視した価格設定が可能になります。

 

マーケティングとしてもとても面白いです。

中小事業者でも出来ます。

サービス系のビジネスではやりやすいです。

 

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