社長のための時間のつくり方
岐阜より
from 今野 富康
「時間がない」
経営者のコンサルティングをしていると、年中出てくる話です。
確かに、経営者は忙しい。
重要な仕事も多いし、守備範囲は広いし、何かトラブルがあれば自分で解決しなければいけませんから、結果として年中走り回る羽目になりますよね。
コンサルティングをしていると、普段している仕事にプラスオンして何かを新しく初めてもらうことになるものです。「あ?、これで来てないですね。やって下さい」ってなもんですから。
ところが、既にパンパンに忙しい社長は更に追加で仕事を増やすことができません。
日々の業務をしていかないと、お金の流れが止まっちゃうわけですから、それは致し方ない。
とはいえ、今のままやっていても現状維持がせいぜいで、先がない。
結論から言えば、社長はどうにかして無い時間をひねり出して、未来の売上、組織、そして自分の将来のために準備をする必要があります。
そもそも、社長=経営者=企業家なわけです。
企業家なのですから、「企てる」のが「生業(なりわい)」になっていなければ本末転倒ではないでしょうか?
そんなわけで、今回は 社長のための時間のつくり方 についてお話をしていきたいと思います。
社長のための時間のつくり方 その1
まずは、早く寝て下さい。
「寝る暇がないほど忙しい?」
だったら、なおのこと早く寝て下さい。
「だから、暇がない」って?
あなたは多分、大きな勘違いをしています。寝ないで仕事をしているから、時間がないのです。
もちろん、若い頃なら良いでしょう。20代なら寝なくても平気だったかもしれません。
でも、人間は歳を取ります。
体力も衰えます。
体力が衰えれば、気力も集中力も衰えます。
そこに来て、睡眠時間が足りていないとしたら、、、仕事の生産性なんて上がりっこありませんよね?
おそらくあなたが寝ないでしている仕事は、まあまあ重要度の高い仕事で緊急性もあるのでしょう。
だとしたら、そんな重要な仕事を睡眠時間を十分にとれず霞のかかったような意識でして良いはずないと思いませんか?
想像して下さい。
あなたはプロ野球の選手でバッターです。
その日のナイターが終わってから夜通し特訓して、少し仮眠を取ったあと、チームの全体練習に参加して、今日もこれからナイターです。良いバッティングができると思いますか?良い守備ができると思いますか?
多分できないのではないでしょうか?
確かに、あなたは一所懸命練習をしました。頑張りましたね?。しかし、打てなきゃ意味がない。エラーしてたら意味がない。練習を頑張るより、試合で成果をださないと評価されませんよね。
「こんなに頑張ったのに!」
と、どんなに心の中で思っても、、、無意味。
睡眠不足で仕事をするのも全く同じです。
それに睡眠不足で、集中力を欠き、頭のキレが落ち、注意散漫になった状態で仕事をしているから時間がかかっているのかもしれませんよ。
もともと経営者をされている方は優秀な方が多いです。
標準的なスキルの持ち主でも、経営者になったことで急に成長して優秀になる方も多いです。
だからこそ、その能力をフルに使えるように体のメンテナンスにも時間を使ったほうが良いのです。
体も頭の使えば疲れます。
疲れれば効率は落ちます。
疲れたまま仕事をしても、効率は落ちるばかりですから、回復するための時間が必要なのです。
回復するためには何をするべきか?
寝て下さい。
シンプルですがそれにつきます。
社長のための時間のつくり方 その2
次、社長が時間を作るために何をするべきか?
走って下さい。
えっ?意味がわからない?
だから、走って下さい。
いや、なんでもいいから継続的に運動して下さい。
今のままじゃいけない。どうにかして、会社をいい状態にしたい。そのためには新しいことにも挑戦しなければいけない。
でも、時間がないんですよね?
だったら、走って下さい。
なぜか?
きっと、あなたは忙しい。
一日中仕事をしている。それでも終わらないから睡眠時間を削って仕事をしている。
結果として、時間あたりの作業効率は下がり、思考は鈍り、ますます仕事の効率は落ちています。だから、忙しい。
そこで、まずは睡眠時間を確保します。
それは回復する時間を確保して、生産性を保つためです。
次にするべきことは、時間あたりの生産性、作業効率をあげることです。
あなたは働いている時間ずっと高い集中力を維持できていますか?
大半の人ができていないはずです。
しかも、どういうわけか、それで良しとされている。
ちょっと想像して見て下さい。
あなたはサッカーの試合を見ています。
サッカーは前半、後半で試合を分けていますが、試合が後半戦にさし当たったあたりで、選手がみんなあるきはじめます。
90分中、まだ60分しかたっていないのに、選手はもう疲れ果てています。
そんな試合を見ていたあなたはきっとこう思うはずです。
「試合時間走りきるくらいの体力はつけておけよ」
はい。
同じこと。同じこと。
仕事でも全く同じこと。
8時間でも、12時間でも経営者はいくらでもはたらけます(労基署の管理外なので)。
しかし、必要なだけの時間、集中して働くだけの体力がなければムゲン地獄のような長時間労働に逆戻りです。
また、睡眠時間を削って、ますます生産性を落として、悪循環に再突入です。
そうならないためには、仕事中はバッチリ仕事に集中できるだけの体力をつけることです。
当たり前ですよね。
でも、どれだけの人がそれを実践できているでしょうか?
案外、体力、体調面に問題を抱えて結果的に生産性を落としている社長は多いですよ。
別に病気じゃなくても、勤務時間中を全力で走りきれないなら、結果同じです。
経営者は毎日が試合です。
ボールを蹴ったり、投げたりはしてないかもしれませんが。
そんなわけで、社長のための時間のつくり方 その2は体力をつけることです。
まとめ
十分に疲れを取り、体力をつけて、時間あたりの知的生産効率を向上させるというごく当たり前のことをきちんとやりきることがとても大切です。
実際問題、睡眠時間を確保して、十分な体力があれば、今より悩みは劇的に減るはずです。
簡単にいえば、「余裕」がでますし、余裕が出れば新しいノウハウや斬新なテクニックなんてなくても解決できる課題が多いでしょう。
また、何かを取り入れる必要があったとしても、「余裕」がなければ身につけるどころの騒ぎではありません。
1日24時間しかないのは、誰でも一緒なわけですから、やるべきことは24時間の質を以下に上げていくか?ということに尽きます。
以前、「地獄のミサワ」ばりに「寝てないアピール」を会うたびにしている某大手所属のコンサルタントがいましたが、、、
個人的には、睡眠不足のなまくらな脳みそでまともなコンサルティングをできるのか怪しいものだと思います。
業務効率の改善コンサルティングだけは、お願いしてはいけないことがはっきりしてますよね。
睡眠時間を確保できない時点で、時間管理能力が欠如しているのは明白ですから(笑)
経営者だって同じです。
忙しいのはよくわかります。重要な仕事がたくさんあるし、責任は重いし、いつも判断をし続けなければいけません。
だからこそ、メンテナンスはしっかりしましょう。
経営者がベストコンディションを保つことは、社長のためだけではありません。
社員のため、家族のためでもあるのです。
経営者だからこそ、よく寝て、運動をしてベストコンディションを保ちましょう。
ベストコンディションを保てば、時間あたりの生産性が上がり自然と時間はできます。
社長のための時間のつくり方 というお話でした^^
ブログでは書けないディープな情報や
アイデア満載のOffice North Star 今野富康プレゼンツ 「お金をかけずに売上アップ無料メール講座」 はこちらから登録して下さい。
あと、一応、アメブロもやってます。(いつ、追い出されるかわからないけど)
関連する投稿
現在の記事: 社長のための時間のつくり方