新規事業立ち上げ日記  5 : 転ばぬ先の杖

2020.08.31 (月)
新規事業立ち上げ日記

新規事業立ち上げ日記 5です。

2020年8月31日

northstar 今野 富康

 

ちょっと更新が空きましたが、その間も止まっていたわけではありません、笑

少々まとまりますが、28日、29日、30日、31日の進捗報告です。

 

物件探し

居抜き物件を専門にされている社長様に、物件の紹介をお願いしました。

まだ、うちで手がけようとしている仕事にマッチした案件は出てきていませんが、すでに3件ほどご紹介いただいています。

その他、不動産会社さんではないルートにも物件の探索をお願いしていただいています。

こちらは物件の探索が主業務ではないので「あったら」という感じではありますが、お仕事の関係上、面白い切り口で物件が見つかる可能性があります。

 

 

真空パックテスト

真空パック機は、家庭用かつノズル式をテストしています。

というのは、真空パックの包材が適応しているものを選んだからです。

包材は結構重要で、-40度〜100度までの温度帯に対応する必要があります。

スペックの問題で、使える包材が限られるので包材優先で真空パック機を選択しました。

 

テストをした結果、汁気の多いものは機械での「脱気」をせずにパックの口を閉じる必要があることが判明。

 

 

なぜなというと、水分を吸い込むことで機会が壊れるからです(^_^;)

これはまずいなということで、汁気のあるものとないもので機械の使い方を変えました。

 

食材の仕入れ

テストに使う食材の買い出しを行いました。

テスト用に試作するメニューだけで30人前あるので、もはや完全に仕入れです。

 

肉や野菜もさることながら、カレーを主力メニューにしようとしているためにスパイスの量が半端ないです。

業務用スーパーでも取り扱いがないスパイスがあるので、今後は仕入れのために

 

試作品づくり

ベーシックなキーマカレー、北インド風のチキンカレー、南インド風の塩チキンカレー、スペインオムレツを作りました。

この4つは、真空パック&冷蔵で凍結機メーカーに実証テストのために送付済みです。

 

真空パック&冷蔵→湯煎(再加熱)では、味は十分維持できた感じです。

冷凍したあとどうなるか?は、テスト結果を待つ形になります。

 

テストについて、もっとも関心を寄せているのはスペインオムレツです。

 

不格好ですが味はいいんですよw

 

なぜなら、材料にじゃがいもが使われているから。

緩慢冷凍ではじゃがいもは冷凍によってボロボロになってしまうんです。

 

感じとしては、カップラーメンに入っているじゃがいもみたいな感じ。

それが、真空パック&急速冷凍によってどうなるか?もし、無事ならば商品の選択肢が広がります。

 

 

 

 

OEM先探し開始

事業開始直後は、それほど必要がないんですが、売れ筋&定番が出てきた場合のためにOEM先を探し始めました。

といっても、始めた程度です。

 

というのは、味と調理手順を決めたら同じ味を再現できるはずですし、材料も指定すれば品質は担保できそうですからね。

同じものを作り続けるだけじゃなく、新商品開発に時間を投入するためには商品として確立したものはOEMもありかなと現時点では思っています。

 

私は世界中の美味しそうな料理は何でも食べてみたいし、美味しければどこの国のメニューでも商品したい。

だから、メニュー開発の時間やリサーチの時間は絶対的に必要なんです。

なので、何でも自前でやるという考えは最初から捨てました(^_^;)

 

自社の工場を確保して、それを拡張するという方法もあるかもしれないんですが、現状はOEMのほうがイメージしやすいです。

 

 

試作品を凍結機メーカーに発送

発泡スチロールの箱に梱包して発送しました。クール便です。

 

送料で1件1000円くらいですね。荷物のサイズは80サイズです。

 

実際に通販をする場合には、急速凍結したものをダンボールで梱包して送る形にしたいと思っています。

包材のコストを下げたほうがコストは抑えられますし、商品が真空パックを急速冷凍したものなので鮮魚ほどのシビアな管理は必要ないような気がしています。

 

商標の申請

今回は、食品販売で商標をとることにしました。

名称は正式に申請が済んでからオープンにしますが、いろいろと思いがつまった名称です。

 

弁理士の先生と話し合った結果、商標を確保しておいたほうが安心ですよね。という結論になり、申請手続きをお願いしました。

 

商品ラインで取得しようとしていた名称がすでに他社に抑えられたりしていた関係で、万が一取られちゃうと厄介ですよねということになり事業が立ち上がる前から名称を抑えにいった形です。

 

名称とっても、覚えやすいしわかりやすいシンプルなやつですが。

 

私が売りたのは「食べ物」であって、「食べ物の形をした何か」ではないんですよね。

売上利益だけを目的にしてしまうと、どんどん食べ物から離れていくことになります。

なぜなら、原価が安ければ安いほど儲かるわけですから、怪しげな材料や添加物をどんどん使うようになるでしょう。

 

ちなみに、私は添加物を完全否定するつもりはありません。

確かに恩恵はあります。例えば賞味期限が伸びたりするのは典型的です。

ただし、使わないで済むのであれば使わないに越したことはないと思うのです。

 

本来、人間が食べ物として口にするはずのないものは、なるべく口にしないにこしたことはありませんから。

 

もちろん、原価は下げたいですが「正しく」下げないと意味がないと思っています。

今回仕入れ位をしてみて、難しさは改めて感じましたが、、、それでもやり方はあるはずです。

 

思いを込めた屋号を名称登録しようとしてます。

 

今日の教訓:転ばぬ先の杖

商標の件とかOEMの件がまさにそうなんですが、起こりそうなリスクにはできるだけ先に手を打っておいたほうがいいと思います。

 

もちろん、見通せる範囲なんてたかが知れていますが、すべてが見通せないのなら見通せる範囲だけでも対策を打つなり考えるなりしておいたほうがいいです。

 

個人的には、先手を打って対応策を考えておいたことで救われたことが何度もあります。

 

そんなわけで、

新規事業立ち上げ日記 5でした。

 

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外部ブログ:
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