結果を生むのは行動。しかし、、、
結果を生むのは行動。しかし、、、
今は、多くの企業が苦しんでいると思います。
円高、取引先の倒産、震災、事態を難しくする
要因は山のようにあるでしょう。
そして、会社をあるべき軌道に乗せ直し、売上を
安定させるためには行動が不可欠です。
自己啓発書にハマると心のあり方、マインドセット
さえ正しければ結果が出る。
というような、幻想を抱きがちです。
でも、それは嘘。
結果を生むのは「行動のみ」です。
他の何もない。
それも行動に「一定の方向性」があることが大切です。
その方向性をつけるのが理念です。
個人であれば、信念、マインドセット、心のあり方、
呼び方は何でもいいですが。
これは小宮一慶さんの『繁栄し続ける会社のルール』
やジェームズ・C・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー』
などを読んでいて思うことですが、長く続いていて
そして発展し続けている会社は漏れなく「理念」をもって
います。
理念は行動に「一定の方向性」を与えるものです。
たとえば、ジョンソン・エンド・ジョンソンの理念は
「自社の医薬品を通じて、病気で苦しむ人たちの
苦痛をやわらげる」ことです。
1982年、同社の頭痛薬「タイレノール」に毒薬が混入
されたタイレノール事件がシカゴで起きた時、
彼らは全米全てのドラックストアから、採算を度外視
してタイレノールを回収しました。
当時の費用で1億ドル以上かかったそうです。
スゴイ金額ですよね。
彼らはこの行動をすぐさま実行に移しました。
なぜなら、自社の薬に毒薬を混入させられるという
ことは「理念」に著しく反しているから。
すぐに修正を行ったわけです。
松下電器産業(現・パナソニック)には松下幸之助氏の
「水道哲学」があります。
まるっと、小宮一慶さんの本から引用させていただくと
『水道水のごとく、安価で良質な家電製品を全国
津々浦々のお客さまの手にいきわたるようにしよう』
という理念です。
これが理念ですから、他社が作ったものをマネしてより
良く安いものをつくることも厭わないわけです。
「マネシタ電器」などとからかわれることもあったそうですが、
同社の社員は「水道哲学」の考えが浸透していたので、
むしろ誇りにすら感じていたそうです。
こうした事例は、枚挙にいとまがありません。
理念があるから、行動が決まる。
つねに同じ方向性の行動をとるから結果が出る。
上手くいっている企業はワン・パターンです。
それは、「理念」に基づいているからです。
結果を生むのは行動。
しかし、「効果的な行動」を生むのは理念である。
Office North Star
No.1「売りカタ」コンサルタント 今野富康
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