だから人気店は売れるのだ。

2014.02.07 (金)

だから人気店は売れるのだ。

 

新三郷のイケアに家族で出かけた時のこと。

相当寒かったんですが、イケアには家族連れや

カップルがたくさん集まっていて、結構な込み具合

でした。

そういえば、たとえば家電量販店なら新規オープン

してチラシをまいたときだけお客さんが殺到して

いるけど、そのほかのときは比較的空いていたり

しますよね。

ショッピングモールなら、オープン当初は物珍しさ

からお客が集まるけれど、1年もたつと閑古鳥が

なくなんて話はざらです。

しかし、、、船橋のイケアにしても、新三郷のイケア

にしてもガラガラな状態というのを見たことありません。

なぜでしょうか?

昨日は純粋に奥さんの希望でイケアに出かけたんですが、

職業病でマーケティング施策を探してしまいました。

メモをとった中から、いくつかあげてみます。

 

 

1.店のレイアウト、順路は動画マーケティングと同じ原理。

つまり、お店としてプレゼンしたいものをプレゼンしたい

順序で並べてレジに誘導しているということ。

今年、大流行していた動画マーケティングは要するに

そういうものです(現に、キーノートかパワポのスライド

に音声を組み合わせただけのものでも効果があった

そうなので)

スーパーでも、それに近い工夫はされていますが、

イケアの場合はもっと徹底されています。

2.顧客情報獲得の方法

会員登録の取り方が素敵です。

①フードスペースの割引オファー:会員になるとドリンク

バー無料、料理によっては半額

②その場で会員登録できる仕組み:

フォームに書きこむと、フォームに添付された仮カード

で会員と同じサービスを受けることができる。

投函用のポストみたいなものがフォームの書き込み机

と兼用になっている。

③家族構成などの情報取得:

顧客の属性分析がしやすくなるし、入学シーズンなど

にはDMも有効かもしれない。

少なくとも子ども関連の情報は親が読んでくれる可能性

が極めて高い。→DMの精読率が上がりやすくなる。

3.寄付のオファー

特定の商品については、購入することで子どもの教育

プログラムに売上金額の1部が寄付される仕組みになって

いる。→顧客の購入理由を増やすことができる。

4.セミナー開催:

昨日、行われていたのは「新入学生のための机の選び方」

セミナーです。

商品の判断基準を売り手が提供するわけですから、

その後提案した商品を顧客に受けいててもらいやすくなる

のは必然ですよね。

顧客の購買プロセスは、枠組にざっくり分けると、

興味関心を持つ→比較・検討する→購入です。

なので、そもそも机を買いに来ている家族連れが反応して

くれればセミナーで「比較・検討」に大きな影響を与えられ

るはずです。

売り手が、正しい情報を伝えることができれば単に売れる

だけでなく、顧客満足度も上げることができます。

といった具合です。

あれだけ大きなお店がこれだけの工夫をしているわけですから、

私たち中小企業や個人のお店でもできることをどんどんする

必要がありますよね。

人気店はヒントがいっぱいです。

マーケティングや販促のアイデアは人気店に行くとたくさん
見つかります♪

とはいえ、職業病ですね。

ゆっくり落ち着いて買い物したいんですが、気になって

マーケティングや販促のことが気になって仕方ありません。。

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