だから人気店は売れるのだ。
だから人気店は売れるのだ。
新三郷のイケアに家族で出かけた時のこと。
相当寒かったんですが、イケアには家族連れや
カップルがたくさん集まっていて、結構な込み具合
でした。
そういえば、たとえば家電量販店なら新規オープン
してチラシをまいたときだけお客さんが殺到して
いるけど、そのほかのときは比較的空いていたり
しますよね。
ショッピングモールなら、オープン当初は物珍しさ
からお客が集まるけれど、1年もたつと閑古鳥が
なくなんて話はざらです。
しかし、、、船橋のイケアにしても、新三郷のイケア
にしてもガラガラな状態というのを見たことありません。
なぜでしょうか?
昨日は純粋に奥さんの希望でイケアに出かけたんですが、
職業病でマーケティング施策を探してしまいました。
メモをとった中から、いくつかあげてみます。
1.店のレイアウト、順路は動画マーケティングと同じ原理。
つまり、お店としてプレゼンしたいものをプレゼンしたい
順序で並べてレジに誘導しているということ。
今年、大流行していた動画マーケティングは要するに
そういうものです(現に、キーノートかパワポのスライド
に音声を組み合わせただけのものでも効果があった
そうなので)
スーパーでも、それに近い工夫はされていますが、
イケアの場合はもっと徹底されています。
2.顧客情報獲得の方法
会員登録の取り方が素敵です。
①フードスペースの割引オファー:会員になるとドリンク
バー無料、料理によっては半額
②その場で会員登録できる仕組み:
フォームに書きこむと、フォームに添付された仮カード
で会員と同じサービスを受けることができる。
投函用のポストみたいなものがフォームの書き込み机
と兼用になっている。
③家族構成などの情報取得:
顧客の属性分析がしやすくなるし、入学シーズンなど
にはDMも有効かもしれない。
少なくとも子ども関連の情報は親が読んでくれる可能性
が極めて高い。→DMの精読率が上がりやすくなる。
3.寄付のオファー
特定の商品については、購入することで子どもの教育
プログラムに売上金額の1部が寄付される仕組みになって
いる。→顧客の購入理由を増やすことができる。
4.セミナー開催:
昨日、行われていたのは「新入学生のための机の選び方」
セミナーです。
商品の判断基準を売り手が提供するわけですから、
その後提案した商品を顧客に受けいててもらいやすくなる
のは必然ですよね。
顧客の購買プロセスは、枠組にざっくり分けると、
興味関心を持つ→比較・検討する→購入です。
なので、そもそも机を買いに来ている家族連れが反応して
くれればセミナーで「比較・検討」に大きな影響を与えられ
るはずです。
売り手が、正しい情報を伝えることができれば単に売れる
だけでなく、顧客満足度も上げることができます。
といった具合です。
あれだけ大きなお店がこれだけの工夫をしているわけですから、
私たち中小企業や個人のお店でもできることをどんどんする
必要がありますよね。
人気店はヒントがいっぱいです。
マーケティングや販促のアイデアは人気店に行くとたくさん
見つかります♪
とはいえ、職業病ですね。
ゆっくり落ち着いて買い物したいんですが、気になって
マーケティングや販促のことが気になって仕方ありません。。
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