誰かの不便は誰かのチャンス
誰かの不便は誰かのチャンス
先日、ある方と話していて聞いた話です。
なるほど!と思ったのでシェアします。
何の話かというと、魚のフライの話です。
私自身は食べたことがないんですが、アメリカ
では白身魚をスティック状にした揚げ物が
あるそうですね。
冷凍食品でスーパーで買ってきたらあとは揚げる
だけという商品です。
えっ!?
そんなの別に珍しくないって?
確かにその通り。
今では「どこにでも売っていそう」な商品です。
しかし、何にでも始まりというのがあるものです。
これから話すのは、その「はじまり」のお話。
昔々といっても、20世紀のある時期のアメリカ
でのお話。
アメリカと言えばキリスト教でもプロテスタント
の数が圧倒的に多く、カトリックは少数派です。
現に、カトリックのアメリカ大統領というのは
J.F.ケネディくらいのものです。
そのカトリックにはかつて「金曜日は肉を食べては
ならない」という戒律がありました。
あとは四旬節にも。
しかし、肉が食べられないとなると魚を食べる
他ないのですが、魚を食べるのは肉に比べて少々
面倒臭い。
細かい骨はあるし、目玉はあるし、、、
何かと手間がかかります。
そこに登場したのが、魚の白身をスティック状に
成形した冷凍食品でした。
フィッシュスティックという商品だそうです。
(まんまですねww)
当時、3000万人いたアメリカのカトリック教徒
というマーケットに焦点を絞った商品です。
「さあ、金曜日だ。
手間がかかる魚料理をしなくては!(やれやれ)」
と思っている消費者にピッタリ照準を合わせて
商品を組み立てているわけです。上手い「売りカタ」でしょう?
彼らが不便だな~。と、思っていたことを解決して
見せたわけですね。
誰かの不便は、誰かのチャンスです。
この商品、マーケティング方法にも多くの試みを
していたようです。
他のブログでも書きましたが、
売上UPするのに、お客様を集める(集客)する
必要があるとは限りません。
この事例のように、「集まっている」ところ
に商品を投入するというアイデアも
あるということです。
そのことについては、またいずれ。
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